8月11日まで丸井今井札幌店南一条館8F美術工芸ギャラリーにて開催中の出展作品のアイテムです。今回のは、シンプルでチョットおとなしめ、土肌は見た目より滑らかでしっかり焼き締まっており無釉でも水漏れはしません。
穂別の陶土について、北海道は東胆振に在り、周囲が山で囲まれている町で近年は穂別メロンが人気があり夕張メロンに次いで、赤の果肉で勝負しております。(糖度は夕張より有るかも)メロンのことはこれくらいにして、本題ですが穂別の地層に化石群がかなり有り、アンモナイトなどが発掘されています。この地層が私にとってとても大切で、もともと地図から見たとき右に花崗岩の日高山脈が有り、その花崗岩が風化して穂別側・帯広側へ粘土が流れ堆積した層と考えられます。しかし時代の中でその層が海に沈み海水を含み(Naが含む)又隆起して現代に至っていると考えられます。
この層に近い現象が、焼き物ファンに人気のある岡山県の備前焼きです、備前焼は花崗岩が地表で熱せられたのが流紋岩ですが、穂別は流紋岩なのかは私は分からないのですが、かなり近い物と判断しております。似ている特長として①釉薬を受け付けない土(釉薬を掛けて焼成すると全て剥離してしまう)②焼き締めに適しており窯変がとても出やすい(ナトリウム反応)③融点が低い(備前は高いと言われていますがあくまでも、山土を使っていた頃で、田土を使うようになってからは低め)④セッキ質粘土である以上の事でも備前に近い粘土であると思われます。写真は12時間の焼成で還元・炭化焼成の作品ですので、本来なら、穴窯による酸化焼成が面白いと思いますが、私は穴窯を持っておりませんので、これが限界かな・・・。いつか皆様に穴窯の作品として発表できるとよいのですが、お待ちくださいませ。(近いところでは、サヤによる焼成は試みます、お楽しみに)



















